■予算特別委員会■
(平成14年2月13日〜平成14年3月7日)

○多賀委員

 まず総括的な問題ですが、平成14年度当初予算の概要説明をいただいたときに、財政健全化上の措置、増収努力であるとか、あるいは経費節減努力であるとか、そういう収支状況の表をいただいたんですが、13年度までいただいていたのと組み立て方が少し違いまして、よくわからないんですが、例えば税の減収対策の総額といいますか、前年との比較でなく、財政健全化上、平成13年度にお示しいただいたのと同じ思想でいくとどうなるのか。税収と、交付税の確保と、内部改革の推進、この3点で結構でございますのでお教えを賜りたい。とりわけ、内部改革の推進につきましては、人件費に係る分が内訳としてわかりましたらお教えをいただきたいと思います。
 それから、外形標準課税の問題でございますけれども、昨日、共産党の高橋昭三議員の一般質問で、高橋昭三議員もそのような表現をされておられましたし、あたかも地方税法を改正されて、本府もそれを受けて法人事業税を外形標準課税として徴税するような、そんな論調が、どうも私の理解力の加減かもわかりませんけど、そんな論調にとれたんですが、地方税法の改正も現在のところございませんし、本府としても東京都のような運用も考えておられるというのは、今までのトーンからいうと全くないでしょうし、運用も外形課税をするとは決定されていないと認識しているんですけれども、私の認識が間違っているのかどうか、少しそのことを御答弁いただきたいと思います。
 それから、地方分権にかかわって地方債の許可制度が届け出制度にかわるということなんですけれども、従来から交付税措置のある起債と、全くない起債、ここら辺の取り扱いでありますとか、地方財政法上の取り扱いでありますとか、例えば起債の充当率が今まで事細かに事業債ごとに決められていたと思うんですが、過充当にならなければそういうものは柔軟に対応できるのかというような、少しその変更点を、象徴的なもので結構ですのでお教えいただきたいと思います。
 それから、地震防災の関係なんですけれども、南海地震とか東南海地震がかなり近い範囲で来るんではないかとか、いろいろな話、研究機関によっていろいろな分析がされているんですが、私ども自由民主党は、一度勉強会のときにはそんなに切迫した話ではなしに、私どもがレクチャーを受けたのは、2035年プラスマイナス10年ぐらいに南海・東南海が来る可能性が十分にある。その中で、地震履歴が非常に少ないんですけれども、花折断層等の京都の直下型地震が最悪の場合重なったら大変なことになりますよという話も含めて、勉強をさせていただいたんですけれども、そのときに指摘されていたのが、相当長い将来の先のことですので、例えば今防災監がおられても、その時期になると当然ながら今の防災監はいらっしゃらないと思います。要するに、そういう人材をどう育てていくのかということが非常に大きな課題だということをおっしゃっておられました。
 阪神・淡路大震災がありましてからかなり年数がたっているんですが、そのときに頑張っていた者が、例えば県庁でも退職しているようなことが当然ございます。そのときの経験を継承していくというのは事例がないとなかなか難しいと、私は基本的に思っているんですが、そのためには訓練というようなものが非常に有効に作用してくるということで、そこら辺を含めて人材をどう育てていくのか。主に公務の方、都道府県レベルあるいは市町村レベル、公務の方でどう育てていくのかということを1点お教え願いたい。
 それから、民間の方も、自分の生命、財産を自分でどのように守っていくのかという視点も非常に重要だと思うんですね。阪神・淡路大震災が起きたときに、これは私の地元の宮津市の例なんですが、柱にはすかいとかずっと入れてあるんですけれども、そういうのを検知する機械を市が購入いたしまして、チェックして自分で補強をしてくださいよというようなことも啓発したんですけど、なかなかやはり民間の方はやられない。転倒防止の道具は、阪神・淡路大震災後、あっという間に売れたんですけれども、それ以後はもう全然売れないとか、かなり認識に違いがあるなというような気がしています。特に、関東に住んでおられる方と関西に住んでおられる方はもう危機感が全然違うというようなことも、人事異動で来られる方にお聞きするとおっしゃってられたんですが、そういう住民に対して危機管理をどの程度してくださいという啓発を、今後どのように進めていかれるのか。この2点についてお教えをいただきたいと思います。 以上です。

○和田総務部長

 財政の関係と外形標準の関係、防災の関係の御質問をいただいたと思いますが、まず私の方から、外形標準の関係でございますけれども、委員の御認識のとおりでございます。御案内のように、外形標準課税は全国的な制度として現在検討されているものでございまして、京都府として独自にこの制度を導入することを検討したとか、あるいはそれを決定したというようなことはございませんので、その点は御認識のとおりでございます。
 それから、地方債許可制度の話で、どんな自由度が出てくるのかという御質問でございました。御指摘のとおり、地方債の許可制度が、今回の分権改革によりまして地方公共団体の自主性を高めるということから廃止をされまして、協議制度になっております。協議制度ですから、基本的には協議が調うことを前提にしているわけでございますが、調わない場合も自己責任ということは出てくると思っております。ただその内容で、そういう状況の中で概要といたしましては、例えば協議において同意する基準を総務大臣があらかじめ定めて公表しておくことで、手続の透明化を図るとか、一方で、同意した地方債のみについて政府資金は充当するけれども、同意しないで独自の判断、責任でいく場合には、そこの自己責任でやるというのも、一つの裏返しとしてあるというような状況でございます。
 ただ一方で、決算収支の赤字が一定水準以上の団体の場合には、やはり地方債の発行自体を禁止するという場合もあり得るということで、一部許可制度が残るという状況でございます。
 施行の時期につきましては、財政構造改革期間中はまだ許可制度を維持するということになってまして、現在の状況では平成18年度から実際にこの方に移るということでございまして、お尋ねの充当率がどうなるかとか、どんなふうに変わるかとか、廃止される機会はどうかというような観点につきましては、現在のところまだ示されておりませんので、我々もそのあたりは今後情報の収集はちゃんとやっていきたいと思っている状況でございます。
 その他の質問は担当の方から答えさせていただきます。

○栗田総務部防災監

 地震防災の関係のお尋ねでございますけれども、まず人材の養成をどうするかということでございますが、私ども今現在取り組んでおりますのは、できるだけ地震の仕組み等につきまして、これは府民の方もあわせてなんですが、知っていただく、そういう勉強をきちっとやってもらって、できるだけそういう知識の共有化を図りたいと思っておりまして、そういう勉強をまずしていただくということ。それから、ちょっと今持ち合わせはないんですけれども、防災に関係する職員に手帳を配っておりまして、いざというときにどういう行動をするかとか、心構えとか、そういった内容を記載した手帳を配っておりまして、できるだけ関心を高めていきたいというように思っております。
 また、先ほど先生がおっしゃいましたように、防災訓練を通じましていろんな経験を積むということは何よりも大事なことだと思っておりますので、そういった訓練を通じまして、さらにそういう得た経験をマニュアル化していくことも大事だというように思っておりますので、今後はそういった取り組みも進めていかなければならないんではないかと思っております。そういう取り組みを進める中で、できるだけ防災に関心を持った、また知識を持った職員をつくり出していって、これまでの経験を伝えていくという形をとっていきたいと考えております。br> それから、啓発の関係でございますけれども、先生もおっしゃいますように、やはり自分たちのことは自分で守るということが、これまでの阪神・淡路の経験からいきましても大変大事なことだと思っております。また、行政は行政で果たさなければならない役割、これはきちっとやらないといけないと思っておりますが、やはりまず自分は自分で守っていただくということが大事だと思っておりますので、そういう観点から、できるだけ阪神・淡路の経験を風化させないようにということで、新聞また報道番組、また府民だよりといったものも通じまして、できるだけそういう啓発を図らせていただいているところでございますが、今後ともそういう媒体をできるだけ使うとともに、また府民向けの講習会等も開催をいたしまして広く知識を持っていただく、また関心を持っていただく、そういう中で防災意識の高揚を図ってまいりたいと思っております。
 それからまた、自主防災組織も大変大事だと思っておりますので、自主防災組織の充実強化ということもあわせて図っていく中で、地域でもそういう関心が高まるよう、対策を考えております。 以上でございます。

○金谷財政課長

 財政の健全化の取り組み等についてでございますけれども、まず地方財政基盤の強化等、地方交付税等の充実でございますけれども、一応14年までの累計で170億円、このうち14年度分20億円を確保したということになっております。
 また、徹底した内部改革につきましては、14年度当初予算ベースで160億円、このうち定数削減とか昇給延伸に係る分で119億円、このうち14年度新たに取り組みました分が27億円で、職員定数の削減等人件費によるものがこのうち22億円でございます。
 それから、府税等歳入の確保は14年度当初予算ベースで25億円、これは昨年度と同様でございます。
 施策の見直しにつきましては、14年度当初ベースで累計193億円、このうち16億円が新たに今年度取り組んだということでございまして、トータルいたしますと、平成14年度末までで548億円の財源確保の取り組みを行った。そのうち14年度で63億円取り組んだということでございます。

<2/15 府民労働部>
○多賀委員

4点御質問をしたいと思います。
 まず1点目は、弁護士事務所の関係でございます。丹後法律相談センターという形で常設の弁護士事務所といいますか、それに近いような格好で丹後の方にも設置をいただきまして、大変地元住民も喜んでおりまして、利用件数も非常に多いというようなことから、宮津に常駐化しようかという話もあるようですけれども、弁護士事務所が開設されている例えば福知山とか舞鶴とかというようなところを除きまして、事務所が開設されていないところで、この丹後と同じような形態をとっているところがあるのか。つまり、逆に言うと、弁護士事務所の恩恵に浴さない地域がまだ府内に存在するのかどうか。それをお教えいただきたいと思います。
 それから、障害者の就職促進について御努力をいただいていますけれども、教育委員会の方でも養護学校の就職担当の先生が自由に飛び回れるように、その穴埋めの補充員を入れて、就職担当の先生方が学区外に飛び出していくというようなことをやっておられるようですが、そことの連携はどうなっているのかお聞かせをいただきたいと思います。
 それから、勤労者福祉会館ですけれども、6カ所まだあるようでございますけれども、恐らくほとんど貸し館業務だと思っております。また、市町村等への委託で設置をされておられると思いますが、そこら辺の実態をまずお聞かせいただきたい。そうであるならば、この際市町村への移管でありますとか、委託団体への移管でありますとか、そういうことを考えられてはどうかと思いますので、その辺についてもお答えをいただきたいと思います。
 それから、地方分権の流れの中で、地方事務官制度が廃止をされて、労働行政分野も国に戻ったということになっているんですが、私はその際にも申し上げたのですが、地方事務官制度を整理をするというのと労働行政の一部を都道府県事務に取り戻すといいますか、そういうのとはちょっと別の話だということをいつかの機会にお話しさせていただいたと思います。そういう観点から、先ほどの稲荷委員との質問とも一緒になるかもわかりませんが、労働行政の一部を持っていた方が京都府の労働行政を進める中でいいんじゃないかと思うような感想を、部長の口からお聞きしたい。そういうことがあればお教えをいただきたい。 以上、4点でございます。

○吉池府民労働部長

 1点目の丹後の法律相談センターと類似のものがほかにあるかという点でございますけれども、船井・北桑の法律相談センターが園部の国際交流会館に設置をされております。それから、南部の法律相談センターとなっております。京田辺の相談所と木津の相談所と2つ置いておられるようでございまして、実質3カ所と申しますか、3カ所置いておられるところでございます。
 それから、勤労者福祉会館についてでございますけれども、委員御指摘の点につきまして、市町村へ委託しているのが大半でございます。私ども、今後こういった京都府の財政状況もさることながら、地域のどういう方たちに御利用いただいているかというような実態も十分踏まえながら、余り前提を置かずにいろんな選択肢を今後検討してまいりたいと考えているところでございます。委員がおっしゃいましたような点につきましても選択肢の1つであろうと考えているところでございます。
 それから、地方事務官制度の感想でございますけれども、決算特別委員会でしたか、私も言い過ぎたところがありますけれど、どうも私どもも今回の地方事務官制度の整理というのは、それはそれでよかったんですが、労働行政について、私どもも、しっくりいかないところがございまして、これだけ地方の住民の方々、市町村も含めてでございますけれども、身の回りに失業者の方々がおられるというような状況の中で、人とお金とノウハウと権限とがほとんど国に行っている。国が直営で行っている。私どもも精いっぱいやらせていただいてはおりますけれども、なかなか難しい点があるのは事実でございます。
 例えば、地域雇用開発計画が大臣指定だったものが都道府県指定になったことも、一つこちらに引き寄せたという点はあります。不十分ではありますけれどございます。今後も私ども、どんどん国に対しても発言をしていきたいと考えているところでございます。
 それから、勤労者福祉会館につきましては、市町村の御協力も得ながら、実際は交流事業団、テルサにございます京都府の総合交流事業団に委託をいたしまして、そこがそれぞれの勤労者福祉会館について市町村の御協力も得ながら管理をしているというものでございます。失礼をいたしました。
 ただ、今後の整理の仕方につきましては、やはり委員がおっしゃいましたことも選択肢の1つとして頭に置いていきたいと考えております。

○川北労政課長

 先ほどお話がございました、13年度から実施しております養護学校高等部進路支援事業、教育委員会で実施していただいている事業でございますが、それといわゆる知事部局で教育委員会と連携して障害者の就職面接会や、知事部局で障害者の雇用アドバイザー等を設置しております。その人とこの養護学校の就職担当の方とが連携を密にして、障害者の雇用が一歩でも進むように連携を密にしてまいりたいと考えております。

○多賀委員

 まず、勤労者福祉会館ですけれども、宮津は市町村移管を受けまして宮津市が労働会館として運営をしています。都道府県が保有するという任務は終わってきたんじゃないかというような気がしますので、できるだけ早急に一定の方向づけを、選択肢の1つという御答弁でしたが、そうなるかどうかはわかりませんけれども、できるだけ早い期間に一定の整理をされることをお願いをしておきたいと思います。
 それから、労働行政事務の問題ですけれども、私ども一生懸命応援しますので、できるだけ具体的に、こういった業務は府でやりたいというようなことを、何らかの形でお示しをいただくとか、そういうことをお願いをして質問を終わります。

<2/18 企画環境部>
○多賀委員

3点御質問をしたいと思います。
 まず1点は、先ほど荘司委員がちょっとお触れになりましたけれど、地方バス路線の関係で御質問をしたいと思います。
 制度改正で国庫補助制度が切られるという中で、京都府の格段の御配慮によりまして、地方バス路線が今支えられて何とか運行していますが、その際に地域協議会ができて、一定の運行経路ですね、これの整理がされて今必要な路線は運行されていると考えていますが、その中で路線は検討されましたが、交通用具、これについてはどのような検討が進んでいるのか、お尋ねを申し上げたい。と言いますのは、愛知県の江南市ですが、廃止路線バスの代替にタクシーを利用して、それをバスがわりに使っていこうという試みが試験的に行われているようです。私どもの地域を見ましても、もともと乗車密度は5人以下ということですし、ほとんど空気が走っているような状態でございます。やっぱりそういう器の大小によって経費の大小も決まってくるようなこともあると思いますので、現在の検討状況をお教え願いたいなと思います。
 それから、情報格差の問題でございますけれども、新府総の中では京都デジタル疏水ネットワークというものを整備をしようと考えておられるようでございます。私もインターネットをやりかけたときには、電話賃が高くつくということで、オフラインにして見ていくというようなことも経験していましたが、最近ではそのような世界からはるかに離れまして、24時間つなぎっ放しにしておくという世界になってきています。しかし、これにもやはり地域間格差は如実にございまして、宮津市においても、例えばADSLでしたらNTTの前営業所がありましたところから8キロ以内、私の事務所では使えますが、もう少し離れるとにぎやかなところでも全然使えない、という格差が生じています。これは民間サイドの整備の話ですので、どうしようもないとは思いますが、こういう格差に対して本府としてどう対応していけるのか、いこうとするのか、その基本的な考え方をお教え願いたい。
 それから、T・TAT地域連携軸構想推進連絡会議については活動、連携しながら、活動への支援もしていこうということで取り組んでおられると聞いていますが、これについての意義をお教えをいただきたい。とりわけ、全体的な意義もあるかもしれませんけれど、京都府がこれに参加する意義、本府としての意義についてお教えをいただきたいと思います。 以上です。

○竹内企画環境部長

 まず、地方バス路線の関係で、委員の御指摘もございましたように、国庫補助制度の見直しに伴って地域の足の確保をどうしていくかということにつきましては、まず路線の再編等を中心に、できるだけ補助対象をふやすような取り組みについて地域協議会で話し合いを進めました。昨年9月の段階で当初は約2割ぐらいしか国庫補助対象がなかったバス路線につきまして、路線見直しによって約半数までふやすことができました。このようなことを行いますとともに、御指摘のございました対象外路線については、暫定支援措置を講じることで、これまでバス路線を中心にした地域の足の確保をどう守るかという協議を進めてきたところでございますが、御指摘にございましたように地域によってはこの路線バス以外の方式の方が実情に合って合理的な場合もあると考えられますので、現在全国の先進事例等の収集に努めているところでございます。これらの情報を市町村にも提供いたしますとともに、スクールバスや福祉バス、さらにはタクシー等の活用も含めた効率的、また効果的な生活交通のあり方の検討を、まずこの地域の実情を十分よく御承知の市町村を中心にお願いをしてまいりたいと考えているところでございます。今後こうした市町村における検討状況を踏まえまして、具体的に相談をしていきながら、この府生活交通対策地域協議会の場でも十分協議・調整をして、この地域に合った合理的な生活の足の確保が図られるようにしてまいりたいと考えております。
 それから、IT関連その他の質問については、関係の次長等から答弁をさせていただきます。

○山口企画環境部次長

 それでは、府域における情報通信格差についてお答え申し上げます。
 京都府としましては、委員が御指摘のとおり、新府総において結び合うネットワークプロジェクトということで、IT時代にふさわしい情報がスムーズに行き交う社会を実現するため、さまざまな面から情報ネットワークの整備を進めていきたいと考えております。
 この計画推進の一環としまして、まず京都府IT推進専門家会議を昨年開きました。これは情報工学のみならず、経済学、経営学あるいは社会学について、一般の方、生活文化に詳しい方々にも入っていただき、いろいろ議論をしていただいたもので、この中でも高速ネットワークを府域に整備すべきであるという御提言をいただいております。
 委員の御指摘のとおり、これからは特に今申しました高速ネットワークということで、いわゆるブロードバンドであり、また常時接続であるということが非常に重要なポイントになってこようかと思っておりまして、こういうネットワーク整備の中で大量な情報を瞬時に高速でやりとりできるように頑張っていきたいと思っております。
 このネットワークの整備そのものにつきましては、技術革新が非常に激しいという状況でもありますので、京都の地域特性と、それからネット自体の経済性、また将来性、その辺を含めて京都府にとって一番いいものを見つけていきたいと考えておりまして、現在、専門家会議のメンバーの方も含めて、IT、情報通信の専門家の先生方から、助言をいただきながら現在検討を進めております。
 今後とも府のみならず、国、市町村、それから民間の事業者とも連携を取りながら、府域における情報通信環境の整備の取り組みを進めてまいりたいと考えております。 以上。

○森本企画参事

 T・TAT地域連携軸の件でございます。「T・TAT」とは、丹後、但馬、阿波、土佐の頭文字をとりまして「T・TAT」と申しております。京都府といたしましては、例えば日本海交流など、そういう東西軸での交流はございますが、今申し上げましたような南北軸での交流を進めていくため、太平洋側、それと内側、それから日本海側の多角的な交流を進めていく一環として意義があるものと承知しております。

○多賀委員

 地方バスの関係ですが、地域に合った合理的な手法をというお気持ちは十分よくわかりましたので、そういう形で地域協議会でも御議論いただきたいと思いますが、往々にしてタクシーに乗るのに税金を払うという合意形成が、地方ではなかなか、感覚的にですね、合理性ではなく、皮膚感覚としていろいろとあるようです、現実に。そういうことを乗り越えて、それでも低コストでやっていけばいいと思いますので、頑張っていっていただきたいということを1点要望しておきます。
 それから、ITの関係ですが、中央と地方というか、都市と地方との関係は時間距離、いろいろな利便に対しての時間距離というものがやっぱり大きな差でございまして、情報の世界だけは少なくともそういう時間距離が全く影響しないという期待が地方にはありますので、ぜひともその地方の期待を裏切らないように頑張っていただきますようお願いをして、終わります。

<2/19 商工部>
○多賀委員

3点御質問をしたいと思います。
 まず、部所管の試験研究機関のあり方について、今現在どんな検討を進められておられるかというのが1点目でございます。
 それから2点目は、コンベンションを観光の中でどういうふうに位置づけているか。コンベンションそのものもそうですし、アフターコンベンションも当然ながらあるのですがどんな位置づけで京都府として考えておられるのかということをお尋ねします。
 それから3点目は、ITバザールの関係で、ビジネスモデルの創出に要する経費ということで、当初予算1億3,300万円ほど計上されておられます。ビジネスモデルですので今ここで言ってしまったら先取りされる可能性もあるかとは思いますが、どういうことをやろうとしているのか、公表できる範囲内でお教えをいただきたいと思います。

○麻生商工部長]

 試験研究機関とITバザールについては、産業推進課長からお答えをさせていただきます。
 コンベンションにつきましては、私どもは観光の中でも非常に重要な位置づけと考えております。
 1つは、コンベンションそのものがもたらす経済効果ということがございます。それからもう1つやはり大きいのは、COP3とか水フォーラムに見られますように、そのこと自身が京都のステータスを上げていきます。また、例えば環境産業など新しい産業、あるいは文化を誘発をしていきます。こういう点から、特に中身の濃いコンベンションをできるだけ誘致をしていきたいと思っているわけでございます。
 それから、委員御指摘ありましたように、アフターコンベンションということも大変大切なことだと思います。京都に来ていただくコンベンションの一つの目的というのがやはり観光ということでございます。京都市内はもちろんでございますけれども、昨年6月に全日本の広告連盟京都大会というのが開かれましたが、こういったところでは、丹後の方にもツアーをしておりますので、これからもやはり京都全体のいろいろな観光資源も紹介をしながらアフターコンベンションも進めていきたいと思っております。
 また、今後は企業のインセンティブツアー、企業のいろいろな旅行、それからただいま申しましたように、全国のいろいろな業界の大会、例えば現在も日本青年会議所が毎年京都で正月に大会を開催しておりますが、このようなことも含めて京都に誘致をしていきたいと思います。府、市そして経済界一緒になってコンベンションビューロー等をつくっておりますので、そういうところとも一緒になりまして誘致を進めていきたいと思っております。

○山下産業推進課長

 試験研究機関のあり方でございます。北部につきましては機械金属も取り入れられるような形で整備をさせていただきました。南部につきましては、今年度から中小企業総合センターの機構改革を実施させていただきました。経営と技術がより一体的に企業にサポートできるような機構改革をさしていただき、京都産業21というワンストップサービスを行っております外郭機関でございますが、ここも中小企業総合センターに同居をしてもらうということで、今年度京都産業プラザとして整備をさせていただきました。これで、経営、技術の一体化、それから企業さんに向けてのワンストップサービスという点については、一応体制を整えてきたところと考えております。ただ、今後京都産業の発展のためには、産・学・官連携をより一層重視しなければならないということでございますので、その産・学・官連携がより進みますようなサポート体制のあり方等について検討を加えていきたいと考えております。
 2番目のITバザール推進でございます。この事業で計上させていただいております1億3,300万円は、けいはんなベンチャーセンターにかかわる費用でございます。ビジネスモデルの推進事業は、他の事業とかわってやらせていただいておりますが、イメージといたしましては、企業さんに新しいビジネスのアイデア、あるいは方法等を募集をいたしまして、それに対して具体的な内容の支援をさせていただく、あるいはビジネスマッチングの支援をさせていただくということで、アイデアをお持ちの方が具体的なビジネスに到達できるように御支援をさしていただくというイメージの事業でございます。アイデアは、毎年変わります。以上でございます。

○多賀委員

 まず、試験研究機関でございます。織物・機械金属振興センターは本所と分室があります。私は以前一般質問で試験研究機関について取り上げましたが、こういうたぐいのものはやはり分散するよりは集中的に人材を投下して、そこでしっかりやるという視点も必要なのではないかという思いがいたしております。そういうことも含めて御検討がいただけたらということを要望しておきたいと思います。
 それから、コンベンションの関係です。非常に残念なことですが、私も地元あるいは京都北部地域で、ホテルでありますとか、あるいは観光関連団体にコンベンションビューローに参画したらというようなことで、いろいろお勧めをしておりますが北部は全然参画をしていないという状況です。私は情報をいただいておりまして、半月単位ですとか3カ月単位のコンベンションの情報が全部来るわけです。そしたら、その情報を基に現場に行ってやる気があれば京都にコンベンションで見えられたお客さんを丹後の方にアフターコンベンションとして楽しんでいただくという仕掛けは十分可能だと思うのですが、そういうことが残念ながら今はできていません。京都府としてもこのコンベンションビューローの宣伝をして意義といいますか、そういうのをもっと大々的にいろいろ観光関連団体、例えば北近畿観光連盟などの組織にもっと声高におっしゃっていただければということを要望しまして質問を終わります。以上です。

<2/20 警察本部>
○多賀委員

 先ほど警察本部長のごあいさつの中で、新たな事件というのが出てきだしたというお話がありましたが、インターネット犯罪も最近はたくさん出ていると伺っています。先日、新聞に全国の状況が載っていましたが、京都府ではどのぐらいあるかお尋ねします。まず被害等の届け出があった件数、検挙できた件数、相談の件数等、1年間で大体どのぐらいあったかお答えをいただきたいと思います。

○ア生活安全部長

 多賀委員の御質問にお答えいたします。
 当府警におきますインターネット関連の犯罪検挙は、昨年は108件、これは前年対比77件の増であります。具体的には出会い系サイトを悪用しました児童買春事件のほか詐欺や名誉毀損事件、また著作権法違反事件、不正アクセス禁止法違反事件などであります。
 また、インターネット関連の犯罪に関します相談につきましては、平成13年中に474件の相談を受理しております。これは前年対比239件の増であります。主な相談としましては、インターネットのオークションにおけるトラブルとか、携帯電話への嫌がらせのメール、国際電話、ダイヤルQ2の利用料金多額請求などの相談が急増しているところであります。
 このように増加するインターネット関連の犯罪に迅速、的確に対応するために、昨年3月には生活安全企画課にコンピューターに関する知識を有する警察官、それに技術吏員で編成されましたハイテク犯罪対策室を>16名で新設したところであります。今後とも、インターネット上にはんらんしております違法・有害情報に関します取り締まりなどを強化しますとともに、府内におきますプロバイダーや教育関連機関との連携を強化いたしまして、インターネット関連犯罪の未然防止に万全を期してまいりたいと考えております。 以上でございます。

○多賀委員

108件というお話でしたが、これは摘発の事例であると。新聞によりますと全国で摘発が712件ということなので、非常に京都のシェアが高いように思いますが、そのような傾向にあると理解してよろしいのでしょうか。

○ア生活安全部長

 京都におきましては、全国的にも非常に高い検挙の数字を上げております。先ほど申し上げましたように、内容的には児童買春事件が非常に多くを占めているということでございます。 以上です。

<2/20 土木建築部>
○多賀委員

 3点お伺いしたいと思います。
 1点目は、京都縦貫自動車道についてです。丹波綾部道路のうち綾部和知間と和知丹波間については、現在どの程度まで進んでおりますか。見通しについては、道路財源が非常に厳しいので言えないとは思いますが、決意のほどだけを聞かせていただきたいと思います。
 また、京都第二外環状道路の沓掛大山崎間の進捗状況についてもお教えいただきたいと思います。
 2点目は、公共事業の用地取得に当たっては、先行取得等いろいろと御尽力いただいておりまして、事業も順調に進捗しています。また、他府県と比べて土地開発公社が塩漬けの土地を持たず、非常にスムーズな運営というか立派な経営ということに心がけておられますが、公共事業における用地取得につきものの問題として、代替地を要求されることがいろいろと出てまいると思います。今のところ、京都府土地開発公社では代替地取得をしないことを基本にされておられるようですが、代替地要望とその対応策について今現在どのようなスタンスでおられるのかをお聞かせいただきたいと思います。 3点目は、一般質問でも何回もお聞きいたしております情報BOXの関係についてです。国直轄の部分は一定の整備が図られておりますが、その情報BOXにかかわる経費は直轄の負担金の中に当然ながら入っているのかを確認させていただきたいと思います。
 また、京都府の補助道路で情報BOXを仮にしようとすれば、それも補助対象経費になるのかをお教えいただきたいと思います。 以上です。

○角山道路建設課長

 京都縦貫自動車道の綾部和知間でございますが、現在、用地につきましてはおおむね90%の用地買収が終わっております。一部の構造物等について、現場で施工が進められているといった状況でございます。
 それから、和知丹波間につきましては、現在、国土交通省の方でコスト縮減の検討なども含めて予備設計が実施されていると聞いているところでございます。
 それから、沓掛大山崎間につきましては、国土交通省におきまして測量や地質調査等が行われております。特に、今西京区におきまして地下水の調査を継続して実施されております。これはできるだけ環境に配慮した設計をしなければならないということで、継続して地下水の調査が実施されているところでございます。
 丹波綾部道路あるいは京都第二外環状道路につきましては、京都縦貫自動車道の一部として府域の高速交通ネットワークを形成する大事な路線でございます。新京都府総合計画にも掲げられておりますとおりでございますので、私どもといたしましては、できるだけ早期に完成できるよう国土交通省に要望していきたいと考えているところでございます

○森用地課長

 京都府土地開発公社によります用地の先行取得につきましては、これまでからその目的や再取得の時期・方法等を明確にした上で計画的に先行取得を行ってきたところでございます。この結果、ただいまお話がございましたように、他府県で見られるいわゆる塩漬け土地問題は一切なく、健全な公社運営が行われてきたものと考えております。
 事業用地の取得におきましては、地権者から代替地要望がある場合には代替地の地権者にも税控除が受けられる三者契約を行っているのが通例でございまして、今後とも個々の事例ごとに市町村とも十分に協議を行いながら適切に対応してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。

○神道路整備課長

 情報BOXについてでございます。
 1点目の直轄負担金に入っているのかという件でございますが、入っております。
 2点目の補助でする場合の府道あるいは府管理国道での情報BOXの事業でございますが、平成11年度に道路管理用通信線収容施設設置事業という補助メニューが設けられておりまして、補助対象となっております。 以上でございます。

○多賀委員

 決意は聞かせていただいたのですが、新京都府総合計画の中では、網野から京都まで完成させるということが載っておりますので、それを頭に置いて頑張っていただきますようお願いしたいと思います。我々自民党議員団も全力を挙げてバックアップいたします。
 それから、代替地についてですが、私もこういった業務に一時期携わっておりまして、非常に苦労した経験がございます。現場の声はいろいろとお聞きになっておられると思いますが、土木事務所の用地課の職員と市町村の職員は非常に苦労しながら事業の推進役になっております。柔軟な考え方で、しかも野放図にならないようなスタンスで今後とも臨んでいただきたい。これも要望いたしておきます。
 それから、情報BOXについてですが、いつも一般質問で要望いたしておりますので、それと同じスタンスなのですが、そろそろこういったことにも目を向けていっていただきたい。国土交通省は財務省と話をつけて、民間に開放するときの料金設定などのところまで話が進んでおります。京都府はITバザールということをうたい文句にして、府を挙げてIT化の推進を図っていて、新京都府総合計画の中でもITSなど土木建築部所管の部分でもかなり頑張っていこうといった決意は示されております。どうぞそういったことも踏まえて頑張っていただきますようお願いして終わります。

<2/20 出納管理局>
○多賀委員

1点だけお聞きをしたいと思います。
 行政経費の節減は、京都府の喫緊の課題であるわけなのですが、最近電気調達を入札でやるという都道府県がふえてまいりました。本府ではそれを導入するお考えがあるのかということをお聞きいたします。
 電話は、出納管理局の所管になるのかどうかわからないのですが、もし所管になるとするなら、電話は今NTTなのか、あるいは第二電電等、違うところなのか、それもあわせてお教え願いたいと思います。

○塩見出納管理局長

 電気の入札につきましては、先日も新聞で、大阪府庁が入札をして関電から新規参入業者が入札したというような記事もございました。私どもとしても、当然ながら、今、多賀委員のとおり、経費節減という意味から当然注目すべき課題だと思っております。ちなみに、私ども京都府の電力料金につきましては、46年ごろから家庭で言う夜間電気による温水器の大がかりなものを地下倉庫に持っておりまして、いわゆる夜間蓄電装置ということで、それを導入いたしました。夜間料金は、昼間料金に比べますと約6割引きの40%ぐらいになります。この導入方式は、他府県ではあまりないようです。あるいはエコオフィス活動ということで、節電に努力しているところでございます。いずれにいたしましても、京都府がそういう入札を実施した場合に新規参入業者があるのかどうか、あるいは今京都府がやっている方式を新規参入業者が同じような対応ができるのかどうか、十分研究をして、私ども10月が契約更新時期でございますので、それまで十分研究をして、より有利な条件で契約できるように研究をしていきたいと思っております。

○柴田財産管理課長

 本庁関係の電話の件でございます。昨年からマイライン制度が実施され、それを受けまして、現在、一般回線がNTT、それからKDDI、テレコム、ケーブル&ワイヤレス、一応公平に配分をしているという状況になってございます。

<2/21 保健福祉部>
○多賀委員

2点お伺いしたいというふうに思います。
 まず1点は、捨て猫の関係でございます。私の事務所周辺が、気に入られたんか知らんですけど、捨て猫がたくさんふえておりまして、非常に困っておるんですけれども、まず飼養者責任が、猫に対してはどのようにあるのかということと、それからそういった捨て猫対策の対策主体はどこかというのをお聞かせをいただきたいなというふうに思います。
 それからもう一点は、少子化の問題でございます。先ほど発表されました人口動態統計調査によりましたら、合計特殊出生率が京都府は全国で3番目に低いと。また、過去の率を見させていただいても、沖縄県が調査をやってないときなんかでも下から2番目とか、そういう低さなんです。
 どんな程度の少子化なのか、その実態をまずお教えをいただきたいなというふうに思います。
 それから、少子化対策というのは、国力維持の面からも非常に重要な施策だと思うんです。要因がわからないと対策の打ちようがないわけでして、その要因の把握をどういうふうに見ておられるのかということをお教えをいただきたいと思います。 以上です。

○戸田保健福祉部長

 合計特殊出生率の関係でございます。今お話がございましたとおり、12年の合計特殊出生率が公表されまして、京都府が1.28、全国が1.36といったようなことで、今御指摘のとおり、47都道府県中下から3番目に低いという状況でございます。
 その低さの原因ということであろうと思います。この数字につきまして、低い要因といたしましては、1つは京都市の合計特殊出生率が非常に低いということが府全体の数値を押し上げているということでございます。全国1.36に対して、先ほど京都府1.28と申し上げましたけれど、京都市と京都市を除く府を見てみますと、京都市が1.19、そして京都市を除く府ですと1.42と全国より高いわけです。
 それでは、どうして京都市が1.19で全国より0.17も低い状況にあるかということでございます。年齢階層別に見てみますと、年齢階級のうち20歳から24歳までの階層で0.09低いと、寄与してると。それから、25歳から29歳までが0.07。つまり、0.17のうち0.07、25歳から29歳までが寄与する。それから、30歳から34歳までが0.01ポイント、合わせて0.17低いということで、このことが京都市の出生率を引き下げているバックデータになるということであります。
 そうすると、その背景は何かということで見てみますと、京都市の未婚率を調べてみますと、その階層ごとに全国に比べまして、20歳から24歳までは4.9%、25歳から29歳までが6.9%、30歳から34歳までが6.1%も未婚率が高いといったような状況の中で、25歳以上につきましては、他の府県で都市化した政令市なんかと大体同じ傾向を持っておりますので、ここは京都市だけのことでなしに、都市化したところの傾向だろうと私どもの方では思っています。しかし、20歳から24歳までが非常にほかの都会化したところよりも高いということになりますと、結局20歳から24歳までの女性の人口比率が全国数値より大きく上回っていると。20歳から24歳が2.39%女性の人口比率が高いということになりまして、結局、京都に女子学生が来ているということが寄与しているんではないかと見ております。
 こういうことで、京都府の全体の合計特殊出生率が低いということで御理解をいただきたいと思います。
 では、その対策についてでございます。やはりお一人お一人の女性の方が望む結婚や出産を妨げる、社会的経済的心理的な要因を取り除きまして、安心して結婚し、出産、育児ができるという体制をとる必要がございます。この1月に策定いたしました京都府子育て支援計画の後期計画でも重点的に申し上げておりますように、安心して結婚、出産、子育てができるための保育施策とか教育、労働、医療などの施策を総合的に今後展開していくことが必要であろうというふうに考えております。
 そのほかの質問につきましては、担当課長からお答えさせていただきます。

○今村生活衛生課長

 捨て猫の対策の関係でございます。、飼養者の遵守事項ということで、京都府の昨年度改正条例で、猫の所有者等は他人に迷惑を及ぼすことがないように飼養しなければならないという形で明記をしてございますし、法律につきましても同様の規定がされておるわけでございます。
 対策の主体ということでございますが、条例を持っております京都府と、それからやはり京都府だけでは効果がございませんので、地元の市町村あるいは地域の民間の獣医師の方々と一緒に、いろいろ猫の飼い方の飼養者責任の徹底ということで毎年活動をさせていただいておるわけでございます。
 主な啓発の内容は、やはり、猫を終生飼養する、捨てないということ。それから飼えなければ不妊・去勢手術をするということです。
 それから、あと一つだけ申し上げたいのは、猫の飼養で私どもが数年前から一番力を入れてますのは、やはり室内飼養です。最近、毎日新聞で「猫はおうちで」という記事が載りましたが、猫は室内で飼えるんです。特に、都市部の方なんかは、外に出して、他人の家に糞便したり子供つくったりあるいは感染病にかかったりしないように、といったことを中心に今一生懸命取り組んでおるというところが現状でございます。 以上でございます。

○多賀委員

 猫の関係は、室内飼養を呼びかけているということでした。主に今やれる範囲は、やっぱり飼っておられる方への教育を重点にせざるを得ないというのはよくわかるんですけれども、例えば、捕獲をするといった対策もやっぱり検討していっていただけたらなあというふうに思っております。御検討いただきたいなと思います。
 それから、少子化の問題です。未婚率が高いのは他の都市化したところとほぼ同じということでした。結婚というものに行政がかかわるというのはちょっと無理な話だと思うんですけれども、教育の部分で、家族を持つといったような話も当然だんだん希薄になってきてるのも一つあるんかなあという気がしてます。これはどこの所管になるのかちょっとわかりませんけれども、そういうものも含めて、少子化という総合対策の中でいろいろこれから頑張っていっていただきたいということをお願いして質問を終わります。

<2/22 教育委員会>
○多賀委員

3点お尋ねをしたいと思います。
 まず、情報教育の関係でございます。高校の新学習指導要領を平成15年から導入されるということになっております。先般、京都府の産業教育審議会から「IT社会に対応するため、情報に関する専門学科を創設を」と提言がされているという報道がありました。これについて、専門学科の設置を教育委員会としてどうお考えになっておられるかをお尋ね申し上げたいと思います。
 2点目は、「こころ生き生き体験活動」についてでございます。これは私の管内の話で、就労経験をさせるというのが大半の学校の取り組みなのです。就労の意味を学習したことにはなっているのですが、おもしろい感想を持っている子供の例を紹介しておきたいのです。老人介護施設に行った子供が、この体験をして、「例えば車いすを押してあげたり、どんな小さなことでもやってあげた後に、必ずありがとうという言葉が返ってくるのがすごくうれしかった。介護しておられる方の喜びは、こういうことなのかもしれないと思った」という作文を、終わった後に書いているのです。これは私が見る限りでは、「こころ生き生き体験活動」に一番ぴったりするような子供のコメントではないかと思っております。
 それから、受け手の事業者の方でも、例えば社長自らが自分の人生を振り返りながら、今の中学生に期待することを話されたという職場があったようでございます。非常にこういう意味で大きな成果を上げているのです。今後の課題として、今2日を年2回やっているのを4日連続してやったらどうかとか、あるいは事業所をもっと掘り起こしていって、子供の体験ニーズに合うようにすそ野を広げていきたいと現場の方から上がってきているようなのです。先般、我が党の植田議員から、この「こころ生き生き体験活動」を中学だけではなしに小学校でもやってはどうかと要望いたしました。体験活動についての評価と、それから再編強化についてのお考えをお聞かせをいただきたいと思います。
 3点目は、道徳教育の関係でございます。京都府は合計特殊出生率が非常に低く、その要因はどこにあるのかを、先般保健福祉部の書面審査でお伺いしました。一つに晩婚化や非婚化の傾向が、郡部はそうでもないのですけれども、京都市内はその傾向が顕著で、25歳から29歳の女性では、全国平均が平成12年54.2%なのですが、京都市の場合は61.1%、それから30歳から34歳では、全国26.7%が京都市では32.8%と、非常に晩婚化や非婚化が顕著にあらわれているという結果になっています。これは教育委員会とは関係のない話で、対症療法的にいろいろな対策を打っていくというのは、違うセクションでいろいろ御検討されていると思うのですが、この根っこには、結婚観や家族観がしっかり親や学校で教えられていないことがあるのではないかという気がいたしております。そこで、道徳教育でこういうことについて取り組まれておられるのかどうか、お教えをいただきたい。

○武田教育長

 私の方からは、情報に関する学科についてでございます。今委員おっしゃいましたように、先日、京都府産業教育審議会から提言をいただきました。その中に、「情報教育の中核となる専門学科の設置が急務である」という提言をいただいているわけです。教育委員会としましても、今の高度情報化が進展する中で、情報に関する専門的な知識や技術を持った人材の育成は非常に大事なことだと思っております。それで、新しい学科につきましては、高等学校における新しい学習指導要領の実施が平成15年度でございますので、それに合わせて平成15年度に、情報に関する専門学科が開設できるように準備を進めたいと考えております。

○松田学校教育課長

 体験活動の新たな展開についてでございます。今委員お話ありましたように、「こころ生き生き体験活動」のこれまでの成果を十分踏まえまして、新たに「地域ふれあい体験活動」という新しい事業を本議会にお願いしているところでございます。この事業は、中学校区単位の指定事業といたしまして、中学校17校と校区の小学校へも新たに体験活動を広げたいと考えております。
 体験の内容といたしましては、職場体験、ボランティアなどの社会奉仕体験、世代間交流、勤労生産活動、そして伝統文化活動など、一層充実させていきたいと思っております。
 また、中学校区単位で体験活動交流フォーラムを開催いたしたいと考えております。体験いたしました子供たちや保護者、地元企業の方や青少年育成団体関係の方など幅広く参加をいただきながら、地域で子供を育てる機運を一層醸成していきたいと考えているところでございます。
 次に、結婚観や家族観にかかわる道徳の授業における取り組みでございます。道徳の指導目標の中に、家族観に関する内容といたしまして、「父母、祖父母に敬愛の念を深め、家族の一員としての自覚を持って充実した家庭生活を築く」といった目標が示されております。このような目標は小学校の低学年から中学生になるまですべての学年の目標でございます。このような目標に基づいて適切な題材を選びながら、発達段階に応じて指導を行っているところでございます。京都府において独自に作成いたしました道徳資料におきましても、祖母の介護体験を通じてまとめた生徒作文を取り上げたり、丹後地震において命がけで弟を救出したおじいさんの話を題材に取り上げて、活用しているところでございます。
 こういった家族観にかかわる指導とともに、「男女はお互い異性についての正しい理解を深め、相手の人格を尊重する」といった指導目標もございます。こういった道徳の指導とともに、社会科や高等学校の家庭科などに関する指導も充実し、男女が協力して家庭を築く意義や家庭生活のあり方等について指導を深めながら、将来の結婚観をはぐくんでいくような取り組みにつなげてまいりたいと考えているところでございます。

○多賀委員

 「地域ふれあい体験活動」に変更して強化していくという理解でよろしいのかどうか。それから、中学校区単位内で、その中学校に通うであろう小学校の生徒にも広げるのは、どの学年でやられるのかを再度お尋ねしたいと思います。
 それから、結婚観とか家族観の関係につきましては、私の考えとはちょっと違うと思うのです。それぞれの価値観の違いであろうと思うのです。基本的に価値観の多様化の中で、ばらばらの価値になってきたと私は思うのです。そういう中で、もう一度血をつないでいくという意味でありますとか、難しくて表現しにくいのですが、そういう感性がだんだん希薄になってきている。一番希薄なのはディンクス(DINKS)がその典型だと思うのです。
という価値観をお持ちの方々が、だんだんふえてきているのではないか。私はそういうことが非常に寂しいという立場から言っているのです。そういうこともきっちり踏まえていただきまして、道徳教育はそれぞれいろいろな知恵を絞りながら教材をつくっていくことに、大きな意味があると思います。ぜひともそういう格好で取り組んでいただきたい。これは要望にいたしておきます。

○松田学校教育課長

 新たな「地域ふれあい体験活動」という展開でございます。これは小学生、中学生をその地域でともに育てていこうということで、強化、充実させたいと考えております。
 なお、小学校の実施学年につきましては、学校のこれまでの取り組み経過などいろいろございます。低学年で実施することが効果的な場合もあれば、高学年で実施することが効果的な場合もあろうかと思います。各学校の創意工夫にお任せしたいと思っております。

<2/25 農林水産部>
○多賀委員

3点御質問したいというふうに思います。
 まず1点は、農業改良普及センターのあり方についてでございますけれども、地方機関のあり方を私がお尋ねしたときに知事の方から、それについては新しい知事が、という御答弁でございましたけれども、新しい知事にどんなレクチャー、あるいはどんな問題提起をされるかというのは農林水産部の仕事でございますので、農林水産部としてこのあり方についてどういうふうに考えておられるか、お聞かせを願いたいというふうに思います。
 それから、試験研究機関の関係につきまして、農林水産部でもお持ちだし、また商工部の方もお持ちであり、また、産業界あるいは学界、産学官の連携とか、そういうような形の中で、かつて私の方から商工部との連携も考えていったらというようなお話も申し上げたと思うのですけれども、そういうことで試験研究機関の横の連携といいますか、何かそんな気運があるやに聞いておるのですけど、年に一遍研究者ぐらいで何か意見交換というか、やってみようかというような話もあるように聞いておるのですけれども、その辺、要するに農林水産部が今抱えている試験研究課題をもう一歩先に進めるために、どういうふうに考えていくのかということをお聞かせ願いたいというふうに思います。
 それから、3点目なんですが、ある県では漁業者が、遊漁対策の関係で遊船業者がかなり多額のお金を出してマダイを放流しておる栽培漁業協会にお金を払っているような、そんな変な海釣り料みたいな考え方になるんでしょうか、ちょっとよくわかりませんけれども、そういうようなことをやっておるようでございます。本府でも日釣振あたりがチヌの放流をやってくれたりしておりまして、私どもの方でも先般放流が行われて、漁業者あるいは漁業者団体も非常に喜んでおるのですけれども、そういう遊漁管理の仕組みといいますか、これについてちょっと京都府としてのお考えをお聞かせを願いたいというふうに思います。 以上です。

○栗山農林水産部長

 農業改良普及センターの再編の考え方についてでございますが、昨年の12月に京都府の新しい行政推進懇話会から第3次提言が公表されたところでございまして、これをよく踏まえながら、多様な農業者のニーズに対応し、また高度で実用的な普及活動を展開していくための効率的な体制整備を図ってまいりたいと。具体的なことにつきましては、まだ今いろいろと検討中でございますので、ひとつ御理解をお願いをしたいと思います。
 それから、丹後農研についてでありますが、この丹後農研につきましては気象風土等に特色のある丹後地域の農業振興のために、大正13年から試験研究を実施をしてきておるところでございまして、特に最近では国営農地開発事業が進んできました関係で、畑作営農を重視しました試験研究に力を入れてきたところでございまして、ナシや、サツマイモ等の栽培技術や、新規の導入品目の選定試験などに、より現地に即しました実践的な試験研究を行ってきたつもりでございます。それなりの成果も上がってきていると思っております。国営開発農地での営農の今後の振興のためには、今後ますます丹後農研の役割が重要になってこようと考えておるところでございますので、この点ひとつ御理解をお願いをしたいと思います。
 議員御指摘の織物・機械金属振興センター加悦谷分室との関係につきましては、貴重な御意見と考えておりまして、今後研究の連携等について、そういうことができないか、検討をしてまいりたいと考えておるところでございます。
 他の御質問につきましては、関係理事者からお答えをさせていただきます。

○生田農林水産部理事水産課長事務取扱
ただいま栽培漁業センターで生産しておりますアワビ、サザエにつきましては、既に有償配付を行っているというふうな状況でございます。広域的な魚種でありますマダイ、ヒラメにつきましては非常に受益者の負担の特定が難しいということではありますが、放流効果が先行いたしておりますマダイについて若干お話しさせていただきますと、昭和63年から平成7年の平均漁獲量を見てみますと、漁業者で118トン、遊漁者で71トンと、こういうふうな数字が出ております。非常に遊漁船業者、あるいはPBなどの組織化が大変難しい中で、京都釣船業協同組合から30万円の負担金をいただいて、初めはそういう額からということでマダイの放流事業に取り組んでいるところでございます。
 このように、遊漁者のとる漁獲量が非常に多いものですから、これからやはり水産資源管理というものは、遊漁者のとるものも含めて推進していかないと実効が上がらないということで、本年度国の方への政策提案におきましても、漁業者だけでなく広く国民に水産資源が利用されているので、遊漁による漁獲が水産資源に与える影響を無視し得ない状況でございます。ついては、小型船舶等の登録時に増殖経費の一部を遊漁者等が負担する制度とか増殖制度等について、国の方で抜本的な検討をされるようお願いしますというふうな要望をいたしているところであります。
 全国そういう声が非常に多いわけでして、国はそれを受けまして、「放流資源利用規則制度」の創設が国会において検討されましたのですけど、まだまだ検討する課題が多いということで、法案提出は見送られました。栽培漁業のあり方検討会等で費用負担のあり方など根本的なところを話し合われまして、当面現行の国の支援と漁業者、遊漁者などからの協力金を得る中で、広く国民の理解が得れるような放流効果実証事業に着手するべきだというふうな提言をしております。
 本府におきましても、水産振興事業団におきまして既にマダイにつきましては、放流効果実証事業に着手いたしております。今後の栽培漁業の推進のために、遊漁者も含めた受益者負担の仕組みを構築するよう努めてまいらねばならないというふうに思っているところでございます。

○栗山農林水産部長

 他部局の試験研究機関との連携ですが、先ほどちょっと言い漏らしましたが、農林水産部、保健福祉部、それから商工部の関係の研究所の所長が集まった会議を年に1回、今開催をしておるところでございまして、具体的には特許事務の取り扱いとか、それから研究施設の共同利用、こういったことについて協議を行っておるところでございまして、こういった協議の結果を踏まえて、一定の方向が出てくればと思っておるところでございまして、年1回、今は年1回でございますが、協議しておりますので、よろしくお願いをいたします。

○多賀委員

 普及センターの関係なんですけれども、第3次提言を踏まえてということでよくわかるのですけれども、基本的に前もお尋ねしたと思うのですけど、農協の営農指導とのすみ分けといいますか、それも当然あって、非常に高度性を府の場合は求められるわけですね、普及センターの場合は。例えば、転作作物の奨励で言いますと、大豆あたりだと、米をつくっているよりはるかに金にはなるわけですよね。補助金等含めてですよ。転作奨励金を含めたら、大豆あたりはるかに金になる。ところが、例えば近畿の平均が大豆で反当たり収量が154キロなんですが、残念ながら宮津の場合は86キロなんですよ。半分しかつくれないのです。こういう農作業の営農指導というのは、やはり農協がやる仕事ではないかなと、これは私の考えなんですけどね。そういうように一たん整理していかないと、全体の絵が見えてこないんじゃないかなあというふうに思ってますので、そういうこともしっかり議論した上で、新しい知事のもとで、しっかりした農業改良普及センターを再構築していただくようにお願いをしておきたいというふうに思います。
 それから、試験研究機関の関係で横の連絡網やってますよという話、確かにお聞きして共同利用、非常にすばらしいのですが、これも知事の答弁でありましたが、研究テーマをそこの研究者任せにしないで、少なくとももっと、例えば農林水産部長が了解するというような、そういうようなところまでやっていくべきだと思うというのが知事の答弁の中であったと思うのですが、同じように例えば試験研究テーマをそれぞれ違うセクションが違う目で議論して、何か一つの道が見出せるというのは当然出てくると思うんですね。例えば、ワインの工場が宮津にできましたけれども、あれはワイン工場が宮津の農家にブドウをつくってほしいというふうに言ったわけですよね。こういうこともあり得る。だから、中小企業総合センターのサイドの方から農業総合研究所の方に、こんなことをすればおもしろいのではないかということだってあり得るわけですよね。そういうことをしっかりやってほしいという趣旨でございますので、そういう形でやっていっていただきたいなと。
 その一例として、例えば丹後農研と織物・機械金属振興センターが一緒になって何か共同研究をやるとか、場所を一緒にしろと言っている意味ではございませんでして、一緒になってそういうことをやっていったらどうかというような思いで言ってますので、そういうふうに頑張っていっていただきたいというふうに思います。
 それから、漁業者の関係ですけれども、まき網も廃止されて京都の水産業もかなり漁獲量、それから漁獲高も減っていくという状況の中で、現実に遊漁者の中で、たくさん釣って魚礁がある場所全部知っていて、それで大阪の方へ持って帰って高級料亭に卸している人もたくさんおられるのですよ。やはりこの管理のあり方というのは、できるだけ早い時期にしっかり確立をしてほしいというふうに要望しまして終わります。 以上です。