日本列島を直撃した台風は 一瞬にして天橋立の193本の 名松たちの命を絶った 松たちは為す術もなかった

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名松リバース基金への協力のお願い
昨秋10月20日、台風23号が天橋立を直撃した。
樹齢300年を越える名松たち193本が無惨になぎ倒された。
松たちの悲鳴を耳にした人々は駆けつけた。
あまりのひどさに傷心しつつもみんな思った
 ”木は倒れても生きている”
その思いは人から人へ伝わった。
日頃から天橋立をなりわいにしている人たちはもとより、木の匠たり・製材所・建材屋さん・木のお医者さん・森や海の学者さん・天橋立を美術館にしようと思っていた人たち・若者たち・アーティスト・商店の主人など・・・
実に多くの人たちが”名松リバース”を合言葉に集まった。
松材の管理など初めての慣れない作業に、正直言ってとまどいや足踏みもあった。
喧喧諤諤の熱い議論もあった。
でも、”松の悲鳴をよろこびに”との最初の思いが気持ちを一つにした。
専門家から貴重なアドバイスをいただきつつ、みんなの智恵と汗を一つに一歩一歩着実に歩んできた。
その中で、天橋立を愛する多くの人たちの”ひとことメッセージ”は何より私たちの心の支えとなった。
さて、あれから7ヶ月・・・松材の管理から創作、そしてビジョンの提言へと事業の比重を移しつつあります。
5月29日、創作・情報発信・事業展開の拠りどころとして『天橋立名松リバース館』をKTR天橋立駅横にオープンしました。
この施設は、天橋立総合事業株式会社所有の空家でしたが、
無償でお借りし、多くの人たちの奉仕作業でつくった、全て、
手作りのものです。
みなさん、是非お気軽にお立ち寄りください。
さて、このリバース事業も、今後、創作など正念場を迎えること
になります。私たちはこの松材が、多くの人たちの思いのこもっ
た創作や、今後の町づくりに活かされることを念願しております。
つきましては、松材の管理、製材などの費用捻出に苦慮して
いるのが実情です。
意をお汲みとりいただき、お気持ちをお寄せいただけましたら
大変嬉しく思います。
何卒、ご理解・ご協力の程、心より伏してお願いもうしあげます。

天橋立名松リバース実行委員会
委員長 幾世淳紀

ご賛同いただける皆さんにお願いしています。
名松リバース基金
京都銀行宮津支店 普通 3825398
京都北都信用金庫府中支店 普通 0999814
口座名義
天橋立名松リバース実行委員会 会計 奥田聖五