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フォーラム実施要綱
日    時 平成17年2月1日(火) 午後1時30分〜午後4時
場    所 歴史の館文化ホール(宮津市島崎)
主    催 天橋立名松リバース実行委員会
後    援 京都府 宮津市
テ ー マ 「松が未来に遺すもの」
参 加 者 天橋立の名松を甦らせることに関心のある皆さん
スケジュール
■基調講演 「何故、松が倒れたのか」
講 師  小 川  真 氏(生物環境研究所所長 農学博士)
 
    〜 休  憩 〜   
 
■パネルディスカッション
パネリスト ものを描く人 斎 藤 吾 朗 氏  画家
  ものを書く人 山 崎 洋 子 氏  作家
(NPO「ハマには浜を!」理事長)
  今 井 一 雄 氏
(天橋立アート&クラフトフェア実行委員長)
  人の輪を作る人 森   美 忠 氏
(地域の若者代表)
  コーディネーター 幾 世 淳 紀
 
天橋立名松リバースフォーラム開催要綱
事業実施主体 天橋立名松リバース実行委員会
事業実施協力 京都府  宮津市
事業目的 2004年10月20日、日本列島を直撃した台風23号は、全国各地に大きな被害の爪痕を残しました。当丹後地方も大きな被害を受け、日本三景の一つを誇っていた天橋立の名松も193本が根こそぎ倒木する被害を受けました。
私たちは、この悲惨な状況を「天災だからしょうがない」と看過するのではなく、倒れてしまった松の木の命を賭けた“提言”を真摯に受け止めなければならないと考えます。そうすることが、多くの松たちの叫びに対して、今、この地に生きている私たちが応え得る唯一の方法だと思うのです。天橋立の松は丹後地域のみならず日本を代表する美しい景観を形作り、人と自然の共生を象徴しているものではないかと思うからです。
昨年、日本列島を直撃した多くの台風に象徴された異常気象や地震、また、世界各地でも多くの天災が発生し多数の人々がその犠牲となりました。今、地球が悲鳴をあげているのです。進歩のために人間自らが作り出した社会の仕組みが、発展する中でその仕組み自体が既に機能するに至らず、それどころか克服し得ない麻痺をきたしている状態に陥っているのが現代社会だと思います。地球の悲鳴、天橋立の松の悲鳴は、正にここに起因しているのだと思います。
文明は破壊されれば廃墟となるしかありませんが、文化は後世の時代に受け継いでいきます。古来より日本人の遺伝子に組み込まれてきた自然に対するデリケートさは立派に生きています。倒れた松たちはそのままには残りませんが、松の遺伝子は次世代の松たちに受け継がれ、そして、再び彼等が作り出す美しい自然景観は天橋立を訪れる多くの人々の心に人間としての安らぎや生命力を甦らせるものと確信しています。
松との共生は自然との共生、地球との共生です。人が人らしく生きるための道だと思います。そのことを地域の人々と共に、様々な場を通じて考えていきたいと思います。
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